今撮ったのは、誰に見せたい作品ですか?
写真家として39年間、京都市中京区を中心に活動している中で私が気づいたのは、なんのために写真を撮っているのかを意識することの重要性でした。
自分の感性をとことん伸ばすことは、それはそれで芸術家として大切な営みのひとつです。
特に初級者から中級者の間、つまり趣味やアマチュアの段階では、まずは楽しく写真を撮る、そして編集して楽しむことが創作の原動力となります。
しかし、そこから商業的な独立を考えたり、さらに上手くなりたいと思ったとき、多くの方々は大きな壁にぶつかってしまいます。
それは、「誰のために撮っているのか」という問いに、明確に応えられるかという壁です。
耳の痛いような批判もしっかりと聞いて、トライ&エラーできるかどうか。
そして自己と他者の求めるものの間に自分の作品を落とし込めるかどうか。
これは写真家に限ったことではありませんが、プロとしてはとても重要になってきます。
カメラマンとして独立している方で、さらに上手くなりたい、賞を取ってみたい、という方や、独立するかは決めていないが、もっと技術を身に着けたいという方……。
京都市中京区などで撮影会をしている“ななイロ”のオンライン養成講座で、自分の作品ととことん対峙してみる時間を作るのはいかがでしょうか。